3日連続とか久しぶり


休日のほうが更新できるって言うのはどうなんだろう…?
疑問を感じたら負けだと思うのでもみ消します。


今日も生徒ちゃんが来たよ。
俺はJリーグを見てたよ。


うん、そんなことはどうでもいい。
今日は俺が遭遇した(会ってはいないけど)DQN君のお話。


生徒ちゃんに一件のメールあり。


「メール来てるよー」
ってケイタイ渡したら、「げっ」ってリアクション。
聞いたら、ナンパされた奴。だって。


彼女はナンパされると断るのメンドクてアドだけ教える豪快な人。
あんまりメールがウザイとアドを変えるってゆー。
出会って2ヶ月くらいだけどもう4回くらい変えた気がする。
俺なんか今のアドレスもう4年半も使ってるのに。


彼もそんな中の一人らしい。
マサル君(16or17)高校生。


マサル君のメール:今から会えない?


俺といるんだからムリに決まってる。


生徒ちゃんのメール:ムリ


3分後の彼からのメール:えーそうなの。絶対ムリ?明日は?


1分後の彼女のメール:テスト


もうこの2往復だけでも温度差がにじみでてる。
具体的には文字数からにじみでてる。


俺ならここで諦める。だってウザイオーラでまくってるし。
でも、彼はめげない。てか、そんなオーラ気づいてない。


彼からのメール:いつなら会える?
Re:用事ある
Re:毎日あるわけじゃないでしょ?


この空気読めなさが面白くってこっからは俺が代わりにメールを打ち出すw


俺の書いたメール:毎日、彼氏と会ってるしぃ


返事が途絶えた。さすがに諦めたかなーって思ってたら8分後。


そんなバレバレの事言って俺が騙されと思った?(笑顔の絵文字


何このポシティブシンキング?


すばらしいよね。
見習いたいよね。この思考回路。
自分の都合の悪いことは脳みその情報が届く前にシャットアウト。
信じない。てか、本気でそんなことがありえるなんて思ってない。
こんな単純な思考回路だったら人生楽しいんだろうなー。


俺:毎日は嘘だけど、土日はいっつも一緒だしぃ。今も一緒だしぃ


「ぃ」は俺のポリシーw


:じゃあ彼氏電話に出せよ。そしたら信じてやるよ


だって。
えーと、誰も信じてくれなんていってないんですがw
しかも、電話番号書いてません。
段取り悪いな。


:ぢゃぁ番号教えてよ
:090-〜コレにかけろ


すでに命令形。
何コレ?何の罰ゲーム?
当然俺のケイタイでかけましたよ。


プルルr、もしもし


速っ!半コールかよ。


「もしもーし、えーと彼氏サンですけど。電話したよ。信じてくれた?じゃーね


うん。電光石火の速さ。宮城リョータもビックリ。
したら、かけなおしてきやがった。速い。宮城リョータもビックリ。


「何?」
「待てよ。(←かなり怒ってる)生徒ちゃんにかわれよ」
「何で?俺のことは信じてくれたでしょ?」
「しんじたけどー、納得できないってゆーかー」


あー頭悪い話しかた。
で、生徒ちゃんに一応聞いてみた。
当然、返事はノー。


「納得してくれなんて頼んでないよ。事実を証明したかっただけだから、切るね」
「待てって。お前何歳なの?」


俺?何で俺?


「あー19だけど」


ゴメン。お兄さんウソついた。
サバ読んでしまった。20だと露骨にオッサン扱いされそうだったからw
サバ読む女の人の心理がわかったきがしたよ。


「19?結構年いってるね」
「ゴメンね。オッサンで」
「どこに住んでるの?」
「大学の近く」
「大学生?」
「そう」
「どこの大学?」


なんで質問攻め?
てかね、初めて会話して年上ってわかった時点で丁寧語を使え。
敬語使えなんていわないから丁寧語。
年功序列とかダイキライだけど、物事を円滑にすすめるために親しくない年上とは丁寧語。


いいよ。頭悪い人間には、です・ます調はしんどいね。
お兄さん、大人になる。
で、大学生?の聞き方が自分が偏差値低いの気にしてる感じの聞き方だったからね。


「この県で一番偏差値高い大学」


俺、嫌な奴すぎる。
でも、ホラ。相手のコンプレックスをエグルのは基本じゃん?


「頭いいんだね」
「うん。少なくとも君よりは」
「なんで、生徒ちゃんに代わってくれないの?」


話題変えてきやがった。
都合悪いことはシャットアウトシステムが働いたね。


「や、俺はいいんやけど彼女が嫌がってるから」
「何?いつから付き合ってるの?俺が会ったときはまだだったんでしょ?」


言うから、生徒ちゃんに聞いてみたよ。
「いつナンパされたの?」って
「おぼえてなーい」
うん、こいつもやっぱ頭わりーな。


「いつ会ったの?」
「二日前」


二日前って!
マサル、お前とんでもなく印象薄いぞ。
二日前にナンパされた相手に忘れられるって。
なんかかわいそうになってきた。


「あーそう。それなら多分もう付き合ってるわ」


こっから本当に付き合ってるのか、とか、家知ってんのかとか
尋問が続くけどあまりに非生産的すぎるので中略。


「でもさー。俺としても納得したいの。わかるっしょ?」


うん、全然わからない。
何に対する納得?てか、どうすれば納得してくれるのさ?
正直メンドクなってきた。
こういう、頭悪い人間にはこっちも頭悪くなるのが早いから、俺も頭悪くなってみた。
意味がありそうで、まったく意味のない適当な日本語を羅列する作戦。


「わかるけどね。
納得ってのは君から見た主観であって、俺の主観ではもう十分納得してるわけで。
これ以上は提示できる条件がなくって、悪魔の証明になっちゃってダメだよ。
君の意見と俺の意見は互いに平行線で会い見えないしどうしようもないよ。
討論できる要素がない。互いの納得の定義条件が曖昧模糊で定義域が定まっていないし。
細かい定義条件なんて言い出したらキリがないでしょ?
そーゆーのはオッカムの剃刀でいこうよ。
ニーチェの定義するところの超人主義・・・・・・どーたらこーたら

わかってくれた?
「う、うん」


絶対わかってないよね。
でも大丈夫。言ってる本人わけわかってないから。
隣で生徒ちゃんもキョトンとしてた。
こういうときに哲学者の名前でたら確実に言ってる本人ワケわかんなくなってるよね。
哲学者は、ニーチェのほかにカント、ソクラテスデカルトあたりを出した気がする。
用語は超人主義のほかに、アガペー、コギトエルゴスムとかその辺を言った気がする。
細かいのは覚えてない。その場の思いついた単語を並べただけだから。
多分、こんな感じのことを早口でまくし立ててやった。


電話越しのたじろきように俺ちょっと笑ってたんだけど。
最後に、ちょっとふざけた感じで


「Do you understand?」


って聞いたら
イ、イエス。アイムアンダースタンド


もうダメ。爆笑。
ちょっお前高校生だよな?
中学校時に原則としてbe動詞と一般動詞は一緒に使えませんよって習わなかったか?


爆笑しながら、間違いを指摘してあげた。
ホラ、間違ったままで覚えちゃダメじゃん。
決して間違いを指摘してアタフタさせようなんて考えてないよ。


「この場合は、I'mじゃなくてI understandでいいよ。
てかO.K.だけで十分やから」
「へっ?あ、うん。やっぱ頭いーねー」
だって。


コレで頭いいなら、お前は小6の俺に負けてるぞ。
もう、電話越しに爆笑。ヤバイ。
「ゴメンね」
って謝ろうとしたら、電話切れてた。
それにも爆笑。
恥ずかしかったんだね。ゴメンね。
でも、お兄さん君に人並みの羞恥心があったことにビックリだよ。
そして、その英語力で高校入れたことにビックリだよ。
悪いけど、英語の偏差値が48の生徒ちゃんでも間違いがunderstandできたよ。


面白かったー。
ホントにこんな人間て存在するんだね。
一つ頭がよくなったよ、そして久々に爆笑したよ。
ありがとう、マサル君。


てことで、今日は昔なつかし侍魂風に更新してみました。
当時侍魂は革新的な面白さだったなぁ。
なんてことを考えつつ終了です。長かったー。


追記。


オッカムの剃刀はてなに登録されてた。
ビックリ。
コギトエルゴスムもキーワード化されてほしいなぁ。